TVCM、DM、紙媒体、ラジオなどの広告の最終的な受け皿をWEBサイトにして、販売、資料請求の促進を促す企業が増えてきています。
情報量に限りがなく、関連商品の紹介も容易にできるWEBサイトの利点を活かした広告プランです。
最近TVで見る、「キーワードで検索」というCM効果を日経BP社ネット事業推進センターが調査し発表しています。
■ パソコンをしながら、TVを見ている「ながら視聴(ダブルスクリーン)」がどれほどいるのか。
・いつも「ながら視聴」している:11.2%
・「ながら視聴」していることの方が多い:45.2%
・「ながら視聴」をすることはあまりない:27.2%
・「ながら視聴」をしない:16.3%
となっており、テレビとパソコンは一緒に利用することが一般化しつつあるのが分かります。
■ パソコンのモニターでテレビを見るユーザーはどれほどいるのか。
・よく見る:7.7%
・時々見る:13.5%
・あまり見ない:18.3%
・全く見ない、TVを表示できない:60.6%
となっています。また、パソコンモニターでTVを見るユーザーほど、「ながら視聴」の時間が多い。
■ TVCMでURLを見たことがあるかの問いには。
・ある:67.0%
・ない:9.3%
・覚えていない、わからない:23.7%
となっており、認知度は高いといえます。
では、実際にURLを打ち込んでアクセスしたユーザーはどうでしょうか。
・URLを打ち込んだ:26.3%
・CMから判断して企業名、商品名を検索した:48.8%
・すでにブックマークしており、お気に入りからアクセスした:7.2%
・ない:28.2%
・わからない:3.8%
となっています。
「つづきはWEBで」のCMでURLを紹介するCMでは、URLを紹介するタレント名(オダギリジョー、Mr.マリック)の検索数が増えたケースがあります。URLを打ち込むユーザーより、CMに登場する商品名、タレントなどから検索するのが一般的な行動といえます。
■ それでは、「○○(キーワード)で検索」のCMを見たことがあるとの問いでは。
・ある:60.7%
・ない:17.3%
・わからない:21.8%
となっており、認知度は高いです。
では、実際にキーワードを入力して検索したユーザーはどうでしょうか。
・何度もある:14.7%
・2~3回程度:38.4%
・1回:7.8%
・ない:38.9%
となっています。
「ない」と答えた方が「URL打ち込みCM」より多いのがわかります。
■ 「○○(キーワード)で検索」のCMを見た後に実際に検索するタイミングはいつか。
・TVCMを見た直後に検索する:25.9%
・しばらくしてから検索する:60.3%
・どちらも同じぐらい:11.2%
・わからない:2.6%
となっています。
しばらくしてから検索するユーザーが多く、いかに印象的なCM、キーワードにするのかが重要といえます。
「ながら視聴」していても、検索するタイミングはCMを見た直後とは限らないわけです。
■ 「○○(キーワード)で検索」でCMのWEBサイトにたどり着くことができたか。
・たどり着けることが多い:25.9%
・ほぼ毎回たどり着ける:72.4%
・ほぼ毎回たどり着けない:0.9%
・わからない:0.9%
となっています。
WEBサイトのページビューをテレビCMの効果測定に使うことは、理にかなった方法といえそうです。
■ 「○○(キーワード)で検索」でWEBへ誘導する良いところとは。
・商品について詳細に理解できる:57.4%
・他の商品、関連商品の情報も入手できる:39.7%
・企業サイトの情報を入手することができる:23.7%
・その他:1.3%
・特にない:8.7%
となっています。
TVCMはスキップされる時代ですが、WEBサイトで商品を紹介されるのには好意的な印象を持っている方は多いようです。
■ 「○○(キーワード)で検索」で検索しない理由は。
・検索する行為が面倒:38.3%
・CMだけで情報を完結してほしい:34.0%
・CMとWEBが連動しているメリットを感じない:19.9%
・ネットだけで情報を完結してほしい:6.4%
・その他:4.5%
・特にない:24.7%
となっています。検索する行為が面倒ということも言えますが、単なるCMの最後に「○○(キーワード)で検索」としても検索されないということでしょう。そのことがわかるのが次の調査結果です。
■ 「○○(キーワード)で検索」のCMがどのようなものだと検索して、CMのWEBサイトにアクセスしたくなりますか。
・CMで取り上げられている企業、製品に興味が持てる:61.2%
・CMそのものが面白い:53.2%
・CMの続きをWEBで調べたくなる:38.1%
・キーワードが覚えやすい:25.3%
・CMに出演しているタレントに興味がある:22.8%
・キーワードの文字数が少ない:10.9%
・キーワードが独自な場合:7.4%
・キーワードが面白い:7.1%
・その他:1.0%
となっています。
「CMそのものが面白い」では最近ではキシリッシュのCMが思い浮かびます。「CMの続きをWEBで調べたくなる」では、オダギリジョーが出演しているライフカードが思い浮かびます。「キーワードが独自な場合」では、「○○(キーワード)で検索」の火付け役となったOCNの「光体操」や、富士通の「地底人」などが思い浮かびます。
■ 「○○(キーワード)で検索」のCMを見て実際に検索して、最も印象に残っているのは。
・ライフカード 「続きはWEBで」:21(回答数)
・富士通 「地底人、地底人の秘密、ウサタク」:18
・キシリッシュ 「続きはネットで」:3
・JT 「インスピレーション」:2
・OCN 「光体操」:2
・ジャックスカード 「続きはWEBで」:2
となっています。
「○○(キーワード)で検索」よりも「続きはWEBで」とするライフカードが最も印象に残っているとの回答になりました。
「○○(キーワード)で検索」で誘導しても検索結果で上位表示されていない場合や、リスティング広告を出稿していないことで、うまく誘導していないケースも見かけます。
そのような中、富士通の「地底人」のキャンペーンでは、Googleで「地底人の秘密」と検索すると富士通のWEBサイトだけが表示されるという政治的な問題も話題となりました。
また、「
キシリッシュ」はCMでWEBサイトへ誘導し、WEBサイトで見られる動画の続きは「キシリッシュ」を購入してから。という3段階の仕掛けになっています。